一括返済とは?

一括返済とは、その名前の通り、キャッシングなどの借り入れを分割にせずに1回でまとめて返済することです。一括返済には返済開始の最初の月に行ってしまうことと何回か返済したあとに残高をまとめて完済することの2種類があります。

ただし、後者の場合、返済が残り1ヶ月分しか残っていないケースでは一括返済とは呼びませんが。一括返済を行うメリットは元金の利用日数が減るので、支払うべき金利が減ることになります。つまり、返済額が減らせることになります。ですので、一括返済は返済方法の中でもお得な方法のひとつになります。

通常は決まった日に決まった額を返済するカードローン

カードローンでお金を借りれば、返済していく義務が発生します。カードローンを見てみると、毎月決まった期日が設けられています。中には35日に1度のペースで返済期日のやってくる方式を選択できるところもあります。返済期日はカードローン会社で決められている場合もあれば、こちらで自由に設定できるものも見られます。

この期日までに全額を返済しなくてもいいルールになっています。カードローン会社では、月々決まった金額を返済してくれれば滞納扱いにしません。この一定の金額ですが、借入残高によって変わる方式をとっているところが多いです。基本的に残高が少なくなればなるほど、毎月の返済額も少なくなります。

このような決まった期日までに決まった額を返済する方法を約定返済といいます。しかしカードローンにはもう一つ、随時返済という方法があります。随時返済は文字通り、随時・いつでも返済したいときにお金を返す方法のことです。

資金的に余裕があれば一回で全額返済するのもあり

もし給料が入ったなどで資金的に余裕ができれば、随時返済で自分の好きなタイミングでお金を返すことも可能です。約定返済は口座引き落としのケースが多いです。しかし随時返済の場合、ATMなどで手続きをするのが一般的です。随時返済で返済する額には特別決まりがありません。返済できる額をATMなどで振り込みましょう。ただし随時返済をしたから、次の約定返済をパスできるわけではないです。約定返済ができるだけの資金は手元に残しておきましょう。お金に余裕があれば、全額を返済しても構いません。これを一括返済といいます。

一括返済とは、その時点で残っている残債とそれに対して発生する利息を全額返すことです。一括返済すれば完済扱いになります。新たに借り入れをしない限り、返済義務からは解放されます。先ほど紹介した約定返済は、月々の最低返済額は少なめに設定されています。借入額が少なければ、月々数千円返済すれば問題ありません。

一見すれば無理のない返済ができそうな感じがしますが、返済期間が長引いてしまいます。しかも最低返済額は元本返済のほかにも利息の支払いも含まれますので、借入残高がなかなか減りません。もし一括返済をすれば、返済期間を短くできます。また最終的な返済総額も少なくできるので、お金に余裕があれば随時返済に優先的に資金を回すべきです。

滞納を続けていると一括返済を強制されることも

約定返済の期日までに必要最低限の金額を入金しないと、滞納扱いにされます。この場合、おそらく皆さんの携帯電話などに連絡がかかってくるでしょう。別に闇金のように怖い取り立てがあるわけではないので、その点はあまり心配しなくてもいいです。しかし中には借金を返済できないことに疚しさを感じるのか、電話に出ないという人もいるようです。

すると今度は催促状の手紙が自宅に届きます。もし催促状が届いても無視し続けると、今度は督促状がきます。より強めの文面で、「いついつまでに返済するように」と書かれています。そしてこの文面の中には「期限の利益の喪失」という言葉が書かれているでしょう。普段の生活ではあまり聞きなれない言葉です。

期限の利益の喪失とは、民法で定められているものです。簡単に言えば、決められた期日までに返済しないとカードローンの契約は無効になるという意味です。契約が無効になるということは、返済期日と月々の最低返済金額などもすべてなかった扱いとなります。そうなると債務を一括で支払わないといけません。

このような状況になると、カードローン会社の中には自宅を訪問するところもあります。もちろんきちんとしたところであれば、ドラマや映画の借金の取り立てのように大声で怒鳴り散らされるようなこともないです。自宅を訪問するのはもちろん嫌がらせではなく、返済が苦しい状態であることは確かなので毎月の返済額を減らすなど返済可能な計画を立てるために交渉する目的も含まれます。

この訪問も居留守などを使って無視すると、一括返済の請求が来てしまいます。一括返済ができなければ、裁判で強制執行が認められるでしょう。こうなると皆さんの財産や給料などが差し押さえの対象になってしまいます。ちなみに一括返済は元本だけでなく、それまでの利息・滞納した際のペナルティである遅延損害金すべてが含まれます。

一括返済を迫られないように

このような一括返済を求められないようにするためには、自分からカードローン会社に連絡を取ることです。もし期日までの返済が厳しければ、コンタクトをとって返せない旨を伝えましょう。もちろん返済できないことを伝えても起こられるようなことはないです。もし返済のめどが立っているのであれば、いつには返済できるかを伝えましょう。そうすれば、それまで返済を待ってもらえます。

もし返済できないようであれば、カードローン会社からいろいろと妥協案が提案されます。具体的には月々の返済額を減額する、利息だけの支払いをするなどの提案です。返済できそうな条件があれば、それに従いましょう。返済のめどが立たないようであれば、債務整理も検討すべきです。いずれにせよ、返済できなくなった場合にはすぐにカードローン会社にコンタクトをとって、誠意を見せることが大事です。逃げ回っていると、結局自分がどんどん不利な立場に立たされることになります。

カードローンを一括返済したい!その大まかな流れを紹介

カードローンで借入して一括返済を希望するのであれば、まずはいつ返済するか決めましょう。基本的にどのカードローン会社でも、いつでも自由に返済予定日を決められます。給料日やボーナスの支払われるときにまとめて一括返済するのが確実でしょう。また約定返済の期日に一括返済してしまうのも可能です。もしいつでも構わなければ、できるだけ早く返済するのが重要です。というのも利息の支払い額を少なくできるからです。

カードローンの利息はほとんどのところで日割り計算で算出されます。つまり返済期間を短くすれば、早めにお金を返せば支払う利息額も少なくできます。一括返済の方法は、カードローン会社によって異なります。そこでまず自分の利用しているカードローン会社の返済方法を把握することが大事です。以下では主要なカードローンの一括返済の手順・流れについて紹介します。

アコムで一括返済する

アコムでは店頭窓口もしくは銀行口座への振り込みによる一括返済に対応しています。ATMもアコムのものはもちろんのこと、提携ATMも手続きはできます。しかしATMの場合、1000円単位の返済になりますので、1000円未満の端数は返済されずに残ります。この部分は無利息残高といって、利息は発生しませんが一度に返済が完了できないのであまりお勧めできません。

一括返済するにあたって、その時点における利息がいくらあるかで総額も変わってきます。そこでアコムでは総合カードローンデスクという窓口があります。こちらに問い合わせをして、いくら残っているかあらかじめ確認しておいたほうがいいでしょう。

プロミスで一括返済する

プロミスで借り入れたお金を一括返済する際、まずはプロミスコールに連絡しましょう。すると返済する日における利息を含めた返済総額を教えてくれます。返済総額をきいて、本当に一括返済できるかどうか最終確認しておいた方が安心です。プロミスの一括返済の方法はいくつかあります。ネットバンキングによる返済・店頭窓口・銀行振込・プロミスと提携先のATMが利用可能です。

ATMで返済する場合、硬貨による支払いができないので1000円未満の端数は返済しきれません。例えば5万5990円だった場合、全額返済するためには5万6000円を支払います。このとき10円を余計に返済した形になります。この部分の扱いですが、ATMで返金は不可能です。この場合銀行振り込み、店頭窓口、次回に借り入れた場合に10円が元本から相殺されるのいずれかから選択します。

アイフルで一括返済する

アイフルで一括返済する場合も、返済予定日の総額を確認するために会員専用ダイヤルに電話をかけて問い合わせましょう。もしくはホームページで会員専用のページが用意されています。こちらにログインをして、返済総額を確認する方法もあります。

アイフルでは、店頭窓口や銀行振込による一括返済を受け付けています。アイフルと提携ATMでも返済できますが、硬貨をこちらも扱っていません。もし余計にお金を支払った場合には、銀行振込や店頭窓口でお釣りを受け取る、次回利用の時に相殺するのいずれかから選びましょう。

モビットで一括返済する

モビットで一括返済をする場合には、フリーダイヤルで返済総額がいくらになるのか確認しましょう。返済方法は銀行振込もしくはATMからのいずれかになります。ATMはモビットのほかにも提携ATMでも利用可能です。
銀行振込は、三井住友銀行もしくは三菱東京UFJ銀行のいずれかに返済します。

もしいずれかの銀行に口座を持っていれば、同じ銀行に振り込むと手数料がかからないので余計なコストがかかりません。ネットバンキングを利用すれば、自宅から一歩も出ることなく返済できるので忙しい人におすすめです。ATMも返済可能ですが、提携ATMは利用しないほうがいいでしょう。というのも1万円まで108円・1万円を超えると216円の手数料がかかってしまうからです。

三菱東京UFJ銀行のバンクイックで一括返済する

三菱東京UFJ銀行ではバンクイックというカードローンサービスを展開しています。バンクイックの借金を一括返済するのであれば、まずは利用残高の確認をしましょう。フリーダイヤルで問い合わせるほかにも、会員ページでも確認が取れます。

電話の場合平日9~21時・土日祝日9~17時が受付時間なので覚えておきましょう。一括返済の具体的な方法ですが、銀行振込もしくはATMのいずれかになります。ATMは硬貨対応していないので、銀行振込で一括返済するのがおすすめです。

三井住友銀行カードローンで一括返済する

三井住友銀行カードローンでは臨時返済という一括返済の方法を用意しています。まずは返済総額を確認することですが、カードローンプラザが受け付けていますのでこちらに連絡しましょう。

土日祝日含めて、9時から21時まで対応しています。一括返済の方法は、ネットバンキングやテレホンバンキング、ATMのいずれかが選択できます。ATMは提携のものでは無理ですが、三井住友銀行のATMであれば効果を使って返せるのでは数があっても一括返済は可能です。

みずほ銀行カードローンで一括返済する

みずほ銀行カードローンを利用している場合、みずほ銀行の店頭窓口で受け付けています。しかし中にはインターネット支店を利用している人もいるでしょう。その場合には、インターネット支店のフリーダイヤルが受付窓口になりますので、まずはこちらに問い合わせましょう。

一括返済は現金で支払う方法もあれば、銀行振込も可能です。この場合、必要な金額を入金したことの証明として口座通帳を持参しましょう。また本人確認書類も必要になるので、忘れずに持参しましょう。

一括返済をする際に注意すべきポイント5つを紹介

一括返済をしても契約が残る

カードローンを利用して、その後一括返済をすれば借金はもちろんゼロになります。この時よく勘違いする人も多いのですが、一括返済をすればカードローンとの契約がなくなるわけではないです。つまり審査通過した際に設定されている借入枠は残っています。例えば、カードローンの一括返済をした後でまた現金が必要になったと仮定します。この場合、当該のカードローンで限度枠内であればすぐに借り入れできます。申し込みや審査の手続きなしですぐに借り入れできます。ネットもしくは最初の借入時に発行されたローンカードを使って現金確保できます。

ただしもし今後利用する予定がなければ、解約しておいたほうがいいです。カードローンと契約していて、どの程度の利用枠があるかは信用情報に記載されています。例えば今後新しく住宅ローンを組みたい、クレジットカードを作りたければ、申込み・審査を受けます。この時もしカードローン会社と契約があって、借入枠が大きければ審査でマイナスに評価されかねません。申込んだ時点では一切枠を使っていなくても、今後借入れするかもしれないと判断するからです。枠が大きいとそれだけ借金できるわけで、審査のマイナスも大きくなりますので、必要ないカードローンの契約は破棄したほうがいいわけです。

手数料のかかる可能性もある

住宅ローンの場合、一括返済や繰り上げ返済をすると手数料を負担しなければなりません。一方カードローンの場合、ほとんどが一括返済をする際に手数料の発生することはないです。しかし一部手数料を別途で請求するところもありますので注意しましょう。コマーシャルで宣伝しているような大手消費者金融・銀行のカードローンでは手数料はまずかかりません。しかし一部小規模消費者金融で、一括返済する際には手数料を取る傾向が見られます。手数料を取るところの場合、一つ注意したいのが利息制限法との兼ね合いです。

利息制限法とは貸金業者に対して、融資する際の金利の上限を定めたものです。元本額によって異なり、10万円未満20%・100万円未満18%・それ以上15%が上限金利になります。ここで問題になるのは、手数料も利息の中に含まれる点です。もし利息制限法ぎりぎりの利率で融資をしている場合、そこに加えて手数料を取ると上限金利を実質超えている可能性が出てきます。もし心配であれば、弁護士などに借金問題の専門家がいます。このような人たちに利率と手数料を伝えて、利息制限法に引っかからないかどうか前もって確認しましょう。もし利息制限法を超えていれば、その分は過払い金となって後々返還請求しなければならず、面倒になるからです。

ATMで一括返済する際には注意すべし

カードローンでは、さまざまな返済方法を用意しています。銀行振り込みや口座引き落とし、ネットバンキング、店頭での支払いなどあって、自分に合った返済ができるのはメリットです。またATMを使った返済にも対応しています。近年大手を中心として、コンビニや銀行のATMも利用可能ですから近所でちょっと手続きすることも可能です。

しかし一括返済する際、ATMを利用するのは注意したほうがいいです。利息も発生しますので、たいてい一括返済する際には総額に端数ができます。ATMで返済する場合、硬貨を取り扱っていないものが多いです。余計に返済しなければならず、お釣りも出ません。ではATMで一括返済を余計に行った場合、お釣りはどうするのか、これはカードローン会社によって異なります。まずは店頭で返金する、郵送するところが見られます。そのほかには次回の借入れの際にお釣りを相殺して対処するカードローン会社もあります。

一括返済できないところもある

ほとんどのカードローン会社で一括返済を受け付けています。しかし一部の消費者金融では、一括返済ができないところもあるようなので注意しましょう。ホームページやパンフレットに書かれているはずなので確認する、商品紹介に記載されていない場合一括返済の取り扱いをあらかじめ問い合わせておきましょう。さらに一括返済できる消費者金融の中でも、一部返済できる期日が決まっているところも見られます。

ほとんどのカードローン会社では、随時一括返済を受け付けています。随時対応してくれる所の申し込んだほうがいいです。というのも期日が決まっているとその日が来るまで一括返済を待たねばならないからです。利息は日割り計算されるので、返済期日が長引けばその分余計な利息の支払いを強いられるわけです。

一括返済後に生活が立ち行くかどうか

一括返済をすれば、借金がゼロになってストレスも感じずに済みます。しかし約定返済と比較すると、まとまった金額をねん出しなければなりません。するとその後の生活のやりくりが厳しくなる恐れもありますので注意しましょう。家賃や光熱費、食費など生活に絶対に欠かせない資金には手を出すべきではないです。一括返済するのなら、余剰資金を使うのが基本です。プラス余剰資金を全額一括返済に充てるのではなく、少し余裕を持たせることも大事です。

当初予測しなかった急な出費を今後強いられる可能性もあるからです。冠婚葬祭に出席することになる、家電製品がある日突然故障することも考えられるためです。一括返済でぎりぎりの家計状態だと、アクシデントの出費に対応できません。その結果、せっかく一括返済したのにまたカードローンを利用する羽目になり元の木阿弥になってしまいます。

その一括返済ちょっと待った!過払い金が発生している可能性が・・・

一括返済しようと思っている借入はいつでしたか?

最近カードローンを利用して一括返済する場合にはローン会社に問い合わせて、言われた通りの総額を返せば問題ありません。ただしかなり前に借り入れたもので今までコツコツ返済して、この度やっと一括返済できるだけのお金を手にできた場合には、返す前に確認が必要です。もし今回一括返済すると、過払い金の発生する恐れがあるためです。過払い金はグレーゾーン金利が業界でまかり通っていたころに採用されていた利率によって発生します。かつて利息制限法と出資法という2つの利率に関する法律があり、それぞれ上限金利が異なりました。利息制限法の方が上限金利は低く設定されていましたが刑事罰はありませんでした。出資法には刑事罰があったので、利息制限法を超えて出資法以内の利率にしているところが多かったです。

しかし罰則規定はなくても、利息制限法を超える利息は違法で無効です。この部分を過払い金といって、債務者は債権者に対して返還を求められます。貸金業法の改正で、出資法の上限金利が利息制限法の利率まで下げられました。このためグレーゾーン金利は撤廃され、今ではきちんとしたカードローン会社であれば過払い金の発生することはないです。2006年くらいまでグレーゾーン金利が採用されていたので、少なくても2006年以前に借り入れしていたものを現在返済していると一括返済をしたときに過払い金の発生する可能性があります。

まずは計算してみること

もしグレーゾーン金利の下で借入しているものを一括返済するのなら、まず上限金利を超えていないかどうか確認することです。利息制限法では、10万円未満の借金で年利20%が上限金利です。同じく100万円未満18%・100万円以上15%となります。この金利を超えているのであれば、そのままの条件で過払い金がいくら発生するかを計算しましょう。そして過払い部分を差し引いた利息を算出することです。

グレーゾーン金利の下で借入した人の中には、かつて約定・繰り上げ返済で一部利息を支払っている人も多いでしょう。もちろんこの場合、利息制限法を超える利息分は無効になるので返還請求できます。このように一括返済するにあたって、いろいろと確認すべき事項が出てきます。

そこでカードローン会社の担当者と話し合いをして、今後の利息の支払いをどうするか決めるといいです。自分で話し合いを行う方法もありますが、相手はこの手の交渉を何度も経験しているでしょうから、こちらも借金問題専門の弁護士などを立てたほうが不利な条件で決着することもなくなります。

すでに一括返済してしまった…

2006年以前に借り入れをして、すでに一括返済してしまった、もしかすると過払い金があるかもしれないと思っている人はいませんか?たとえすでに完済していても、取り戻すことは可能です。そのためにはまず実際に過払い金が本当にあるのかどうか、発生している場合いくらなのかを調べる必要があります。取引履歴をチェックして、利息制限法に基づく利息額の計算をしましょう。そして実際の利息の支払い総額がそれを超えていれば、過払い金が発生していることになります。

ただし昔の返済なので、領収証などをすでになくした、ずっと前の取引だったので詳しい借り入れ条件は忘れたという人もいるでしょう。その場合には、借金問題専門の弁護士・司法書士に相談することです。弁護士や司法書士はカードローン会社に対して、取引履歴の開示請求ができます。皆さんの今までの借り入れ・返済取引についての記録が開示されますので、領収書がない、細かなことは忘れたという人でも借金の引き直し計算はできます。

もし過払い金の発生していることが証明できれば、その金融業者に過払い金の返還請求を行いましょう。すると普通であれば金融業者の担当者と交渉が行われます。この時先方から「全額支払うのは難しい」という話がおそらく出てくるでしょう。自分で担当者と交渉することも理論上できます。しかし相手は過払い金の返還交渉を何度も経験している可能性が高いので、手慣れたテクニックで自分のペースにこちらを引き込もうとします。その結果、不利な条件で和解がまとまってしまう恐れもあります。

そこで弁護士や司法書士のような交渉を何度も経験している専門家を立てて交渉して、少しでも全額返還できるように努めたほうがいいです。当事者同士の交渉で和解が成立すればいいですが、話がまとまらない、相手がそもそも交渉の場に出てこないこともあり得ます。その場合には、裁判ということになるでしょう。ただしたいていは事を荒立てたくないので、和解で話がまとまるはずです。

決して少なくない過払い金

日本では約500万人に過払い金が発生しているといわれています。金額にして約10兆円規模になるとみられています。コマーシャルでも宣伝されていますが、中には100万円以上の過払い金が発生しているケースも珍しくないといいます。対象者1人に月平均約82万円の過払い金があるというデータも見られます。決して少ないお金ではないので、一括返済する前に過払い金が発生していないかどうか確認することです。

カードローンで一括返済をするのがおすすめ!3つのメリットを紹介

一括返済を行う最大のメリットは利息支払いのセーブにあり

カードローンを利用した場合、返済は優先的に行うべきです。そしてもし金銭的に余裕があれば、一括返済を行うのがおすすめです。一括返済を行うメリットはいくつかありますがその中でも大きいのは、利息が減る点です。カードローンを借り入れすれば、元本の返済のほかに利息の支払いもしなければなりません。利息はその時々の残債に対して一定の利率をかけて算出されます。また利息は日割りで計算されます。つまりできるだけ早めに返済に回した方が利息の支払い額も少なくできます。結果的に返済総額の圧縮につなげられるわけです。

具体的にシミュレーションしてみましょう。もしカードローンで10万円・年利18.0%で借り入れた場合、1年後に返済すれば1万249円・2年で返済すると2万316円の利息がかかります。これを例えば1か月後に一括返済できれば、利息は1502円になります。返済総額を大きく減額できることがお分かりでしょう。消費者金融の中には、一定期間内に返済できれば無利息になるというキャンペーンを実施しています。もし無利息期間内に完済できれば、元本の返済だけで一切利息を支払う必要もなくなります。これも一括返済をできるだけ早く行うことによって生じうるメリットです。

カードローンを利用して返済する際には、利息のほかにも手数料もコストとなります。カードローンの返済方法として、ATMやネットバンキングがあります。カードローン会社の多くでATMやネットバンキングを利用した場合、手数料が発生します。一括返済をすれば、返済回数を1回にまとめられます。数回に分けて返済するときと比較すると、手数料を圧縮できます。手数料は決して無視できないコストです。例えばATM利用手数料の場合、1万円まで108円・それを超えると216円の手数料を取るところが多いです。一括返済するのと、10回に分割返済するのと比較すればかなり大きなコストの差になりえます。

少しでも余計な費用を支払いたくなければ、一括返済を心掛けたほうがいいわけです。一括返済して、残債をゼロにすれば返済期間が短くなるのも関連するメリットと言えるでしょう。カードローンなど借入している人は、常に頭のどこかで資金繰りを考える傾向が見られます。「期日までにお金を準備できるのか?」「滞納したらどうしよう…」返済面で不安を感じている人も少なくありません。返済をできるだけ早く済ませることで、このような心理的プレッシャーを感じずに済むというのもメリットの一つです。

利用限度額が増える

カードローンはそれぞれの方に一定の利用限度額が設定されます。その枠内であれば、何度でも借り入れができます。一括返済すれば、利用限度額がすべてクリアになります。ですからまたそれなりにまとまったお金を借り入れできるわけです。例えば50万円の借入限度額だったとして、20万円の借り入れをすれば、残り追加借り入れできるのは30万円までです。しかし20万円借り入れして速やかに全額一括返済すれば、再び借入限度枠は50万円に回復します。

40万円や50万円の借り入れの必要性が生じた場合でも、すぐに現金を確保できるわけです。カードローンの場合、一括返済して残高がゼロになっても貸借契約が打ち切りになりません。「できることなら借金はもうしたくない」と思う人もいるかもしれませんが、今後思わぬ出費で手持ちがない事態も十分考えられます。その時にカードローンの契約が残っていれば、いちいち申し込み・審査を経る必要はないです。

カードローン・クレジットカードの審査が有利に

カードローンやクレジットカードに申し込むと審査が実施されます。この審査の中で、皆さんの信用情報がチェックされます。信用情報にはどのようなカードローン・クレジットカードで契約をしているか、ローン・カード利用した際の支払い履歴の記録が記載されています。もしカードローンを利用して、一括返済すれば、その記録が信用情報に残ります。するとローン・カード会社は「期日までに借りたお金を返済する信用力のある人」と評価します。例えば今後ローンを新たに組みたい、クレジットカードを作りたいといった時に審査が有利に働きます。

さらにカードローンでお金を借りて、期日までに一括返済を繰り返せば、そのカードローン会社の信用も高まります。その結果、利用限度額の増枠に対応してもらえる・適用金利が低くなるなど、より有利な条件で今後借り入れできる可能性も期待できます。住宅ローンを組む、クレジットカードを作るにあたって収入は十分あるのに審査落ちする人もいます。そのような人の信用情報を見てみると、実は過去にカードローンの利用があって、その時滞納したからというケースも少なからず見られます。このように後々の借り入れの際に審査の行方を左右することもあり得ます。

一括返済はメリットばかりではない?3つのデメリットを紹介

生活費のやりくりのできなくなる恐れが

カードローンで一括返済をすれば、お金を返すプレッシャーからより早く解放されます。しかし一括返済するとなると、それなりにまとまった金額を用意しなければなりません。手持ちの現金が少なくなるので、その後の家計のやりくりが厳しくなるデメリットがあります。お金ができれば返済を優先するのが基本です。しかし一括返済に固執するあまり、生活費が足りなくなってしまっては元も子もありません。月の初めに一括返済をしたけれども、月末給料日前に資金がカツカツになって、またカードローンで借り入れる羽目になってしまったということのないように気を付けましょう。

一括返済のほかに、カードローンには繰り上げ返済があります。随時返済ともいわれる方法で、決まった期日以外にも資金的に余裕があれば、前もって多めに返済する方法です。随時返済は全額返済する必要はないです。しかも通常よりも早く元本が少なくなるので、今後の利息の支払い額を抑制できます。返済期限も短くできるメリットがあります。資金的に余裕がある、でも一括返済すると厳しい…というのであれば、繰り上げ返済を繰り返しましょう。家計のできるだけ影響の出ないように、無理のない返済計画を立てることがカードローンの正しい使い方です。

一括返済は手続きが面倒

カードローンの返済時には、利息の支払いもしなければなりません。利息は残高×年利÷365日×借入日数で算出されます。1日たつと利息も変化しますので、一括返済する際の返済総額がいくらになるか計算する必要があります。主要なカードローン会社を見ると、問い合わせすれば予定している一括返済日の返済総額を教えてくれます。電話をかけて問い合わせる方法もあれば、公式ホームページのログインページで確認できるところも見られます。前もってこのような確認をしなければならず、手続きが多少面倒になるのが一括返済のデメリットです。

一括返済の場合上で紹介した利息の計算式のため、通常端数の出ることが多いです。1円単位の支払額になった場合、ATMで取引できない可能性があるのもデメリットの一つです。ATMの中には、硬貨の扱いに対応していない機種もたくさんあります。端数を全額返済できず、余計に支払わないといけなくなります。ではこの余計に支払った分はどうなるか、これはローン会社によって異なります。店舗に行く、銀行振込でもどしてもらう、次に借入した際に相殺してもらうなどの対応が主流です。

ただし自社ATMを利用した場合、硬貨の取り扱いに対応している場合もあります。銀行カードローンは1円単位まで自行ATMにて返済できるところもしばしば見られます。1円単位まで正確に返済したければ、銀行振込やネットバンキング、口座引き落とし、店頭窓口のいずれかを選択します。前者3つの方法であれば、自宅で手続きを完了できます。しかしカードローン会社の中には、「一括返済は店頭窓口のみの対応」としているところも結構あります。そうなるとわざわざ店までいかないといけないので面倒です。また仕事のある人は、営業時間内に店舗を訪れられない人もいるでしょうから、一括返済しづらくなるデメリットも起こりえます。

「できれば一括返済してほしくない」カードローン会社の本音

店頭窓口でしか一括返済に対応していないカードローン会社は先ほども紹介したように、少なからず見られます。なぜこのように返済しにくくしているのか、それは「できれば一括返済は利用してほしくない」というカードローン会社の思惑もあるからです。カードローンの利息は日割りで計算されるので、借入期間が長ければ長いほど多くなります。一括返済されると、そこまでで利息の支払いもストップしてしまいます。利息はカードローン会社の利益の一部になりますので、利用者からできるだけ長く利息を徴収したいわけです。

また一括返済できるということは、それだけ経済力を有していることになります。信用力の高い優良なお客さんとは、できることなら長くお付き合いしたいというカードローン会社の本音もあります。一括返済をしたことのある人の体験談を見ると、結構引き留めに遭ったという意見が見られます。「端数だけでもこのまま残しておきませんか?」などと提案されることが多いようです。

しつこく言われると、「端数だけなら…」と思う人もいるかもしれません。もし引き続きカードローンを利用する機会がありそうなら、このように端数を残しておいてもいいでしょう。しかし少額でも残高があれば利息が発生して、余計なコストを負担しなければなりません。カードローン会社は一括返済に対して消極的で、手続きが面倒かもしれません。もし今後カードローンを利用するつもりはない、当面予定がなければ、多少面倒でも全額一括返済してすっきりさせたほうがいいでしょう。

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