「カードローン」は、限度額の範囲内で繰り返し借入れができる便利な商品です。利用目的を限りませんので、ちょっとした生活費の不足があったとき借り入れて、すぐに返済すれば利息は大きく発生しません。
「カードローン」商品は、クレジットカード会社、信販会社、消費者金融などから発行されています。ですがそれらと比べても、銀行カードローンは低金利で使いやすい商品です。そんな銀行カードローンの代表、「みずほ銀行カードローン」をご案内します。
みずほ銀行カードローンのキャッシング商品詳細
みずほ銀行カードローンの商品詳細情報です。実質年率や融資の限度額などを比較して、ご自身に最適なサービスを利用しましょう。
貸付利率(実質年率) | 年2.0%~14.0% |
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借入限度額 | 最大800万円 |
審査期間 | - |
最短振込日数 | - |
返済方式 | 残高スライド方式 |
返済方法 | 返済用普通預金口座からお引き落とし |
遅延損害金(年率) | 年19.9% |
申し込み資格 | ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社であるオリコの保証を受けることができる方 |
担保・保証人 | 原則不要 |
必要書類 | 運転免許証(ない方は健康保険証等) |
みずほ銀行カードローンの特長
- 低金利。年金利最大14.0%。
- 来店不要のWeb完結可能
- 限度額が高い。最大800万円。
- みずほ銀行キャッシュカードで借り入れできる
- コンビニATMでも手数料無料
この商品の内容は非常に標準的なものです。他行の銀行カードローンと比べて圧倒的に優れているという点はありませんが、足りない機能もありません。
みずほ銀行をメインバンクにしている人であれば、問題なく申込むといいでしょう。そうでない方については、比較の余地があるかもしれません。次に特長を順にみていきます。
金利は限度額によって自動的に決まり、限度額100万円未満の場合に年金利が14.0%となります。その上、限度額200万円未満ですと、年金利12.0%です。限度額が上がるにつれ段階的に金利は下がり、限度額800万円の場合で金利は年2.0%となります。
ごく普通には、年金利14.0%、よくて12.0%で借り入れできると考えておきましょう。年金利14.0%で、50万円を(返済を考慮せずに)1年間借り入れますと、利息が70,000円となります。銀行カードローンの金利としては標準的です。
消費者金融や信販会社ですと、おおむね利息制限法の限度である18.0%となります。ただし、クレジットカード系でもっと低金利のローン商品もあります。「三井住友カードゴールドローン」は最大9.8%、「JCB FAITH」は最大12.5%です。
みずほ銀行カードローンは、Webから申込みができますので、カードローンを作りにわざわざ窓口に出向く必要はありません。カードローン借入れに必要な「みずほ銀行」口座を持っていなくても、同時に申込めます。
最大限度額800万円は大きなメリットで、この商品の大きな特長です。ただし、ここまで借入れするには、年収が2千万円程度必要なはずです。
カードローンの場合は、年収に合わせて限度額が決まるので年収200~600万円くらいの人が最大限度額800万円を借りるのは難しい話です。
ICチップの入った「みずほ銀行」の最新キャッシュカードを持っていれば、Webからの申込みでカードローン審査に通ったのち、すぐに借入れが可能ということです。
更にICチップ入りキャッシュカードなら、複数の口座から選んで出し入れを選べます。
「ATM手数料無料」ですが、カードローンを作ることによって、普通口座も含めて月4回まで「コンビニATM」での手数料が無料となるサービスです。
完全無料になるわけではありませんのでご注意ください。「みずほ銀行」ATMの時間外手数料や、みずほ銀行宛の振込手数料が無料となる点は、メリットでしょう。
その他の特長
審査が速いのは、「みずほ銀行」系列の信販会社「オリコ」が「みずほ銀行カードローン」の保証をしているためです。貸付けノウハウのあるオリコが、実質的に審査を代行しているわけです。他のサービスとして、「みずほ銀行」での住宅ローンの契約があることで、金利が年0.5%下がります。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%になります。
消費者金融などにない、銀行ならではの金利優遇サービスです。それから、銀行カードローンだけの特長ですが、「自動融資」が受けられます。カードローンを持っておけば、総合口座の残金が不足したとき、自動で融資が行われます。クレジットカードや携帯電話端末の分割料金引落など、ついうっかり滞ってしまうると社会生活に重大な影響をもたらすものですが、自動融資があれば安心です。
申込みの注意点
「三菱UFJ銀行」のカードローン「バンクイック」ですと、銀行口座を作らないまま銀行カードローンが使えます。このようなサービスは「みずほ銀行カードローン」にはありません。銀行口座を同時に申し込む場合、審査が速くても、お手元にキャッシュカードが届いてからでないと借入れはできません。Web申込みの際、限度額はご自身で決めてください。
この商品の場合、限度額が高いほど金利が下がりますので、必要なくても高い限度額が欲しくなるのは当然です。
ですから、カードローンを申し込んで、最初から100万円以上の限度額を設定してもらえることもあります。とはいえ他に借入れのない人であっても、限度額は年収の2分の1程度が限界です。銀行のカードローンは貸し過ぎていると、批判が寄せられている渦中でもあります。
年収500万円の人で、限度額200万円が設定されれば幸運というものでしょう。なお、「みずほ銀行カードローン」の審査を行う「オリコ」が申込者の個人信用情報をチェックしますので、他の借金の存在を隠しておくことはできません。申込みの際は正直に申告しましょう。